スタッフブログ

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続:疼痛性頚部拘縮

平尾

こんにちは。鍼灸師の平尾です。

前回寝違えについて少しお話しさせていただきましたが、

今回はその続編として寝違えを起こした後の対処法について詳しく触れて行こうと思います。

寝違えを起こした直後は鎮静成分の入った湿布などを小1時間程度貼るなどして冷やす事をおすすめしましたが、アイスパックや氷のうを使って長時間冷やすのはおすすめできません。

アイシングをすると、一時的な鎮痛効果は得られますが、筋肉の血流が悪化するため、損傷部位の回復が遅くなる可能性が考えられます。

また、筋肉ではなく靭帯や神経を傷めている場合は、炎症が首の奥深い部分にあるので、冷やしたところで鎮痛効果が期待できません。

炎症を起こした直後は温めるのも良くありません。患部は熱を持っているため、温めると炎症を助長させてしまう恐れがあります。温湿布やカイロを使って温めるのはもちろん、湯船につかるのも避けたほうが無難です。

寝違えた直後は一時的に冷やすのはOKですが、長期的に冷やすのはNG。

温めるのは、痛みが治まる安定期までNGと覚えてください。

治癒にかかる期間として、筋肉に炎症がある場合は目安は以下の通りです。

  • 炎症が筋膜に生じているとき:4日~1週間程度
  • 筋肉の中心に生じているとき:3日~5日程度

 

初期段階はとにかく安静にし、「痛い」と感じる動作は避けてください。

傷ついた組織を修復するためには、これ以上の治療はないとも言えます。

痛みが和らぐ安定期に入ったら、血流を良くして回復を促します血流改善には、温める・ストレッチをする・マッサージをするなどいろいろな方法がありますが、どの方法が適切かは病態によって異なるため、専門家の指示に従うようにしてください。

 

極端な話ですが、寝違えは放っておいてもいずれは治ります。

ただし、あまりに頻繁に寝違えを起こしているようであれば、一度検査と治療を受けることをおすすめします。

首の骨が本来あるべき位置からずれていて(いわゆるストレートネックなど)、首周りの筋肉を日常的に圧迫している可能性があるからです。

当院にもいつでもご相談くださいね。

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